新型コロナに関するお知らせ

― Information ―

新型コロナウィルス感染症に対する獨協学園の対応について

獨協学園各校の学生・生徒及び保護者の皆様並びに学園同窓生の皆様へ

学校法人 獨 協 学 園
理事長 吉田 謙一郎

 コロナ禍拡大が続く中、4月7日に発令された緊急事態宣言を受け、学校法人獨協学園(以下「本学園」)としての対応等についてお知らせいたします。
 日本は現在、世界に蔓延している新型コロナウィルスの影響の真っただ中で、国民生活はもちろん社会経済にも未曾有ともいえる甚大な被害を受けています。感染収束の不透明さ、感染による健康への不安、医療従事者への感染の広がりからくる医療崩壊の懸念、感染防止対応に伴う社会経済活動の急減速による企業や個人、自営業者等への経済的な大打撃、多くの文化活動の停止等が社会不安の増大などとも相俟って、人々の心へも暗い影を落とし始めています。
 なにより、本来もっとも安全であるべき学校においても、ウィルス感染防止のために、多くの大学生、中高生、小学生までもが学園生活を謳歌できず、長期間にわたる外出自粛を余儀なくされ、健康で健全な生活に多大なる支障が生じる状況に追い込まれていることは、子供たちへの心身の成長にも大きな影響を及ぼし、社会全体の健全性を根本から歪めかねないことが懸念されています。
 一日も早い感染の「収束」、そして「終息」を目指し、日本が一丸となってこのウィルスの根絶に向けて連帯感をもって立ち向かうことが重要となっています。

 本学園は現在、学生、生徒、教職員の安全に配慮し、設置各校それぞれに、学生・生徒の健康面に配慮しつつ、教育活動の継続性を担保するために教職員一同全力で取り組んでいるところです。設置各校での早期の対面での授業再開の時期を見通しつつ、なお、長期化の可能性も視野に入れながら、学生・生徒の修学機会の提供と修学の質を維持するよう、それに代わる手段を講じながら、正常化に向け鋭意取り組んでいます。詳しくは、各校のホームページに随時情報を更新していますので、確認してください。
 そして、医科大学では、多くの医療従事者が新型コロナウィルスへの対応とともに、一般の疾患を抱える医療を必要としている多くの皆様への対応にも昼夜を問わず邁進し、地域医療体制のバランスを極限の状態で維持しています。

 学生・生徒の皆さんは、どうか感染防止への意識を緩めることなく、自身が感染していることを前提に取るべき行動は何なのかをよく考え、獨協学園の一員としての誇りと自覚を持った規律ある適切な行動をとってください。それが“STAY HOME”です。
 このウィルスの一番残酷な点は、皆さん一人ひとりが一番大切な人を守るためには、一番大切な人から離れていなくてはいけないということです。人は苦しいときには共に手を携えて傍にいたいのに、それができないことに、このウィルスの別の恐ろしさがあるのです。
 しかし、世界にはSNSがあります。会えなくても人と繋がることのできる手段を有しています。たとえ、SNSができなくても、電話で声を伝えられます。手紙で気持ちを伝えられます。このウィルスがもたらす負の側面は、皮肉にも、このウィルスが人との繋がりの大切さを人類に知らしめたことで、家族の大切さ、友人の貴重さ、何気ない日常のありがたさを浮き彫りにしたことです。そして、今私たちは、何よりウィルスのいない安心で安全な社会の大切さを噛みしめています。

 世界は、日本の「緊急事態宣言」は「緩い」と批判しています。しかし、日本人が有する生真面目さ、忍耐強さ、高いモラル、そして、高水準の公衆衛生社会であることを以て、 日本はロックダウンせずとも、国民が連帯してウィルスを撲滅する力を有していると考えます。
 コロナ禍を乗り越えた先には、日本が一丸となってウィルスを撃退したと世界に誇れるようでありたい、全国民が互いを褒め称え、失われた時を取り戻すための活動を再開し、そのために獨協学園の一人ひとりが社会活動に大いに貢献して、コロナ後の新たな世界で力を発揮してください。今はそのためにじっくりと息をひそめて力を蓄える時期と考えましょう。どうか自分自身と周囲の人たちを大切に過ごしてください。

以上